ポケモンSV S17ダブル 最終2315位 レート1645 サーナイトと砂重力

はじめまして。夜明です。

ポケモンSVランクマッチS17ダブルにて、最終2315位、レート1645を達成できました。

正直、記事を書くほどの順位ではないのかもしれませんが、今作から対戦を始め、いつもはマスボ級に上げたところで満足しているエンジョイ勢の人間が本気で取り組んだ記念として、また、次に繋げることを目的に構築記事という形で残すことにしました。

初めてで拙い部分もあるかと思いますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

使用構築

 

戦績

 

はじめに

普段は相棒のサーナイトとマスボ級まで頑張って、後は気が向いたら何試合かするというようなエンジョイ勢の私が今シーズン、なぜ本気でランクマッチに取り組もうと思ったのか。

それは、4月1日にレギュレーションGが発表されたことがきっかけである。

禁止伝説一体解禁。公式によるタチの悪いエイプリルフールだろうと思っていたが、悲しいかな、2日になってもこの発表に変更はなかった。

今作から対戦を始めた自分にとって、禁伝環境は未知の領域である。ただでさえ配分の良い高種族値とインチキ特性を持ったポケモンたちが跋扈するランクマッチに、更に強力なバケモノが5月から参戦するのだ。我が相棒は(というかそれ以上に私が)そんな環境でやっていけるのだろうか……。

だったら禁伝解禁前最後のこのシーズン、相棒とどこまで行けるのか、やってやろうじゃないか!……というわけで今シーズンのランクマッチに乗り込んだのである。

 

 

構築コンセプト

・相棒のサーナイトと勝つ

・砂を軸に重力で無効化できない高火力地面技や命中不安技を通したい

 

構築経緯

まず、相棒と勝つことが一番の目的である為、サーナイトは確定。

色々と情報を集める中で、喰い断さんの砂軸の動画を見つけ、砂パに興味を持つ。

ボックスにちょうどバンギラスドリュウズがいたので、この二体の並び・通称バンドリを試してみようと思った。

物理だけでは特性じきゅうりょくで防御を上げてくるブリジュラスがキツいだろうと感じ、特殊アタッカーの化身ランドロスを採用。

ここまでのメンバーが水タイプ弱点ばかりで環境トップの水ウーラオスが辛いので、よびみずで対策ができ、砂パとの相性も良いトリトドンを採用。

この辺りで、飛行タイプに効かない地面技や命中不安な岩技がメインになりがちであることに気づき、サーナイトじゅうりょくを覚えさせることでこれをカバーすることに決める。

そして、重力と相性が良く、水タイプに強く出られるはりきりアップリューを最後に入れてひとまずメンバーが決定した。

しかし80戦ほどして、この構築は水ウーラオス以上にゴリランダーが重すぎること、アップリューがあまりにも使いづらいことにようやく気づく。

そこで、水ウーラオスに加えてゴリランダーにも抗えるポケモンとして、アイススピナーでゴリランダーの弱点を突き、フィールド破壊もできるはりきりヒスイドレディアを採用。しかし、重力の介護なしでは技をまともに当てられない困ったちゃんだった為、リストラ。

ゴリランダーに強く、火力と命中を備え、ウーラオスにも強く出られるポケモンはいないだろうかと探して、草タイプに耐性を持ち、ダブルウイングでこの二体を対策できるハッサムに行き着いた。鋼タイプであるので砂ダメを受けないのも地味に偉い。

こうして、ようやくパーティが完成した。

 

 

メンバー紹介

サーナイト

おんみつマントを着こなす相棒 サーナイト

性格:ずぶとい

実数値:171(220)-63-128(252)-145-140(36)-100

特性:テレパシー

持ち物:おんみつマント

テラスタイプ:みず

技:マジカルシャイン じゅうりょく トリックルーム まもる

 ・A特化オオニューラのフェイタルクロー確定耐え 余りD

かっこかわいい相棒枠。基本的に先発に出してトリックルームで相手の高速アタッカーや追い風展開に対抗したり、じゅうりょくで飛行タイプやふゆう持ちを地面に叩き落として地面技の通りや岩技の命中を良くしたりする。

このパーティのサポートやらギミックやらはほとんど彼に任されているので、何もできずに落ちたりするとそれだけで戦況が厳しくなる。この時点でパーティとしてやばい気がしないでもない。

ねこだましをはじめとする怯み対策におんみつマントを着せた。バークアウトのCダウンやフェイタルクローの状態異常ギャンブルを防げるのも便利。じしんとのシナジーや後出しした時にトレースして事故が起こらないように特性はテレパシーで採用。

何をしてくるか分からない型の豊富さからか、トリルはともかくじゅうりょくが読まれることはまずなかった。

テラスタイプは水ウーラや鋼タイプに耐性が持てるみず。ゴリラが厳しいのはテラスを切ろうが切らまいが変わらないので気にしない。

 

 

バンギラス

じゃくてんほけんに加入したバンギラス

性格:いじっぱり

実数値:207(252)-204(252)-131(4)-96-120-81

特性:すなおこし

持ち物:じゃくてんほけん

テラスタイプ:ひこう

技:いわなだれ はたきおとす けたぐり まもる

 ・HAぶっぱ

砂を起こす怪獣娘。後出しで天候を書き換えて相手の展開を阻止するだけでなく、後述のドリュウズとガールズバンドを組んだり、相手の襷を潰したりもする。

当初はヨプのみを持たせていたが、あってもなくてもウーラオスインファイトを耐えられない(厳密には乱数で耐える。でもそんなものを当てにしてはいけない)ので、もっと実用的なものを持たせようと模索し、多弱点ゆえ活かしやすいだろうじゃくてんほけんに加入させた。保険が適用される機会は多い。砂下なら2倍弱点の特殊攻撃も難なく耐える。ダブル補正もあるとはいえハバタクカミの眼鏡マジシャを耐えててびっくりした。

当初格闘技は壁対策も兼ねてかわらわりにしていたが、あまり壁構築に当たらなかったこと、(原種・赫月問わず)ガチグマの確定数が大きく変化することからけたぐりに変更。他の重量系ポケモンにも叩き落とした後やいわなだれの命中不安を気にせず打てるのが良かった。

テラスタイプはひこう。格闘や草、地面に耐性が持てる他、味方のじしんを透かしながら同時攻撃するオシャレなプレイが出来たりもする。

 

ランドロス

実は攻撃モーションがかっこいい化身ランドロス

性格: ひかえめ

実数値:165(4)-126-110-183(252)-100-153(252)

特性:ちからずく

持ち物:いのちのたま

テラスタイプ:どく

技:ヘドロばくだん ねっさのあらし サイコキネシス まもる

 ・CSぶっぱ

オレンジ色のじいさん。ちからずくのバグみたいな仕様でいのちのたまを持たせても反動なしで高火力を押し付けられる。本構築の貴重な特殊アタッカー。

火力を重視して性格はひかえめ、またトリルで動かすことも考えて最速ではなく準速。サイコキネシスは同族に対抗できるように採用した。乱数にはなるがモロバレルを一撃で倒せるのも決め手。

命中を重力で補う前提でだいちのちからではなくねっさのあらしを採用したが、自覚があるのか重力なしでもしっかり当ててくれた。ただ、ワイドガードは辛い。

テラスタイプはどく。草への耐性ができる他、ハバタクカミの眼鏡マジシャもある程度余裕をもって受けられる。砂ダメも受けないし鋼でいいじゃないかとも思うかもしれないが、ウーラオスインファイトも半減で受けられる点を重視してこちらを選択。あと、炎弱点が二体いるパーティで更に炎弱点を増やすのは怖すぎる。

 

ハッサム

赤の主張が強すぎるチョッキハッサム

性格:いじっぱり

実数値:177(252)-200(252)-120-54-101(4)-85

特性:テクニシャン

持ち物:とつげきチョッキ

テラスタイプ:ドラゴン

技:バレットパンチ はたきおとす ダブルウイング とんぼがえり

 ・HAぶっぱ

バレパンマン。彼を採用してから構築の安定感が増した。

特殊相手の安定性が欲しかったのでチョッキを着せた。役割対象を考えるとオボンでも良かったような気もする。

テクニシャン補正が乗ったダブルウイングでこの構築全体で重いゴリランダーやウーラオスに対抗できる。たまに外すと大変なことになる。ちゃんと当ててくれ。重力下ではその心配もなくなるけど。

とんぼがえりで攻撃しながらサイクルを回す動きもなかなか強い。

テラスタイプはドラゴン。炎弱点を消しつつ、ゴリラに役割が持てる。フェアリータイプはバレットパンチで対処できるのでさほど気にならない。

 

トリトドン

マスコットみたいな顔して本構築のMVPなトリトドン

性格:のんき

実数値:218(252)-88-121(172)-112-113(84)-39

特性:よびみず

持ち物:たべのこし

テラスタイプ:ほのお

技:れいとうビーム クリアスモッグ だいちのちから まもる

 ・総合耐久力最大調整、最遅

ピンクのウミウシ。本構築の過労死枠。

晴れパ以外のウーラオスを見かけたら即出勤し、水ウーラオスに後出しすることですいりゅうれんだをよびみずで無効化する。水技の一貫は彼で切っているので倒された後でウーラオスが戻ってくるとかなり苦しい。読み間違えて悪ウーラオスだった時も苦しい。

クリアスモッグは寿司対策に採用。ライコのめいそうなどの積み技リセットにも便利だった。威力は低いが、Cが上がった状態だと弱点相手にもそこそこダメージを与えられるのも良い。

正直最遅でなくてもいいような気がするが、トリル下だと寿司ラッシャの能力変化をリセットした後も上から動けるという点を考えると悩ましいところ。寿司で最遅ヘイラッシャはいないはず、たぶん。

テラスタイプはほのお。岩以外のオーガポンはこれで完封できる(突破できるとは言ってない)。草弱点を消して安心してもゴリラはたまに馬力を持ってるのでヒヤヒヤする。

 

ドリュウズ

クリアチャームを身に付けたドリュウズ

性格:ようき

実数値:185-187(252)-80-54-86(4)-154(252)

特性:すなかき

持ち物:クリアチャーム

テラスタイプ:ドラゴン

技:アイアンヘッド じしん いわなだれ まもる

 ・ASぶっぱ。砂下でブーストカミを抜くために最速

砂下で爆速になる土竜ちゃん。

本構築の天敵・ゴリランダーのグラスフィールドでじしんの威力が減衰することを考えると、じしんの枠は10まんばりきの方が良かったのかもしれない。実際すごく出しづらかった。でも重力地震の魅力には抗えなかった。ゴリラがいないときはバンギラスと組んで砂嵐の中楽しんでる。

襷と迷ったが、砂嵐中に火力や素早さを落とされる方が痛いと考え、クリアチャームを持たせた。

テラスタイプは炎と水への耐性を重視してドラゴン。特性のおかげで砂ダメを受けないのは偉い。まさかパーティで二体もドラゴンテラスを採用するとは思わなかった。

 

終わりに

今回、本気でランクマッチに取り組んで相棒のサーナイトと共に最終4桁前半、レート1600を達成することができました。

まだまだかもしれませんが、自分にとっては大きな一歩です。頑張ればここまで行けるんだ、という自信がつきました。何より楽しかった。

ただ、構築にやりたいことを詰め込みすぎたかな、と少し反省。これからの構築では、もう少しやりたいことを綺麗にまとめられるようにしたいと思いました。

次はサーナイトと最終3桁に挑戦したいです。

 

……その前に禁伝環境ですね。何も考えてなかった……。